概要:内閣府が17日発表した6月の機械受注統計によると、設備投資の先行指標である船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整値)は前月比0.9%増となった。2カ月ぶりのプラス。内閣府は機械受注の基調判断を「持ち直しの動きがみられる」で維持した。
内閣府が17日発表した6月の機械受注統計によると、設備投資の先行指標である船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整値)は前月比0.9%増となった。2カ月ぶりのプラス。写真は2016年2月、川崎市の京浜工業地帯で撮影(2022年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 17日 ロイター] - 内閣府が17日発表した6月の機械受注統計によると、設備投資の先行指標である船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整値)は前月比0.9%増となった。2カ月ぶりのプラス。内閣府は機械受注の基調判断を「持ち直しの動きがみられる」で維持した。
ロイターの事前予測調査では前月比1.3%増が予想されていた。
製造業は前月比5.4%増の4765億円で2カ月ぶりに増加した。17業種中10業種が増加し、7業種が減少。最もプラスに寄与した業種は「電気機械」。「その他製造業」や「化学工業」も押し上げに寄与した。
非製造業(除く船舶・電力)は同0.0%減の4498億円と、2カ月連続で減少。業種では「建設業」、「情報サービス業」などがマイナスに影響した。
外需は前月比4.6%減の1兆5410億円で、2カ月連続で減少した。
機械受注統計は機械メーカーの受注した設備用機械について毎月の受注実績を調査したもの。設備投資の先行指標として注目されている。
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