米S&P500種株価指数が来年に過去最高値を更新するとの予想が、ウォール街のストラテジストの間に広がる状況にあって、JPモルガン・チェースは目標株価についてこれまでのところ最も悲観的な予測を示し、他の大手金融機関とは一線を画している。
米金融当局者2人が29日、金利据え置き継続の論拠を示した一方、もう1人の当局者はインフレ持続のリスクを考慮して追加利上げの選択肢を残すべきだと指摘した。
29日の米金融市場では、米国債への買いが継続。米金融当局が来年前半にも利下げに踏み切れるとの見方が追い風となった。
米連邦準備制度理事会(FRB)が29日公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)は、消費者が裁量的な支出を控えたため、米経済活動はここ数週間に減速したと指摘した。
米クリーブランド連銀のメスタ-総裁は、インフレ率が当局目標の2%に向かう軌道にあるかどうか精査する上で政策は良い位置にあるとし、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合での金利据え置きを支持する意向を示した。
29日の米株式市場で、ペットケアサービスのオンラインマーケットプレイスを展開するローバー・グループが急伸。同社とブラックストーンはこの日、ブラックストーンがローバーを23億ドル(約3390 億円)で買収することで両社が合意したと発表した。買収は全額現金で行われる。
米債券市場では、米金融当局が来年5月までに利下げに転じるとの観測が高まっている。
米ゼネラル・モーターズ(GM)は配当を33%引き上げるほか、100億ドル(約1兆4800億円)相当の自社株買いを実施する。この自社株買い計画の規模は同社史上最大。テクノロジー投資の不振を受け、GMの株価は今年低迷している。
米国では借り入れコストのさらなる緩和が支援し、住宅購入向けのローン申請件数が4週連続で伸びた。4週連続のプラスは3月以来の長さだ。
ドイツのインフレ率は11月に市場予想を下回った。エネルギーや旅行のコストが下落し、欧州中央銀行(ECB)が目指すインフレ率2%の達成も視野に入りつつある。
7-9月(第3四半期)の米実質国内総生産(GDP)改定値は速報値から上方修正され、約2年ぶりの高い伸びとなった。設備投資と政府支出の上方修正を反映した。
イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は29日、今後数カ月以内の利下げ期待をあらためてけん制した。
世界の先進国経済の減速は悪化する見込みだ。著しい金利上昇が経済活動に大きな打撃を与え、それが深刻化する可能性があると、経済協力開発機構(OECD)が指摘した。
世界的なWeb3プロジェクトが登壇する国際カンファレンス「Web3 Tokyo 2023」が12月9日に開催
スウェーデン経済は7-9月(第3四半期)にリセッション(景気後退)入りした。金利上昇と物価高の中で一般世帯が支出を抑えた。
スペインのインフレ率は11月に予想外に低下した。燃料と旅行に絡むコストの落ち込みで、消費者物価指数(CPI)の上昇が6月以来初めて鈍化した。
タイ銀行(中央銀行)は29日、政策金利を1年5カ月ぶりに据え置いた。景気低迷と物価下落を踏まえ、これまでの利上げの影響を見極める。
世界の債券相場は、2008年金融危機以来の速いペースで上昇している。
米アマゾン・ドット・コムは28日、法人顧客の情報検索やコード作成、ビジネス指標の見直しを支援するよう設計された職場向けチャットボット「アマゾンQ」を提供すると発表した。
NTTドコモは三井物産が主導するコンソーシアムに加わり、マレーシアの通信会社アシアタ・グループのタワー部門の株式過半数取得を目指している。事情に詳しい関係者が明らかにした。