欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は4日、インフレが先月予想以上に鈍化したにもかかわらず、インフレが抑制されているとはまだ言えないと述べた。
ゴールドマン・サックス・グループの元パートナー、ショーン・ギャラガー氏は自身が立ち上げたヘッジファンド運営会社を閉じ、米投資銀行ラザードの資産運用部門に移る。
米国債利回りが上下する中、11月に上昇した米国株は12月にはボラティリティーが高まる。モルガン・スタンレーのストラテジスト、マイケル・ウィルソン氏が予想した。
スイスの医薬品メーカー、ロシュ・ホールディングは、米カーモット・セラピューティクスを最大31億ドル(約4500億円)で買収することで合意した。カーモットは製薬業界に旋風を巻き起こしている減量薬の新薬を開発している。
オーストラリアの電力会社オリジン・エナジーの株主は、カナダの資産運用会社ブルックフィールド・アセット・マネジメントが主導する191億豪ドル(約1兆8700億円)の買収提案を僅差で否決した。
11月の米雇用統計が8日に発表され、ストライキを行っていた全米自動車労組(UAW)加盟の労働者の職場復帰を反映し、非農業部門雇用者数のこのところの増加幅の鈍化傾向に歯止めがかかる見通しだ。
11月は相場の急回復に伴い、投資家にとって2008年以降で最良の月となったが、強気のマイルストーンにもかかわらず、最近のメルトアップ(劇的な価格上昇)の経験がウォール街に警戒するよう教訓を与える。
11月の胸が躍る米株式相場急伸の下には、不気味な静けさがあり、少なくとも年末までは株式投資家がさらに利益を上げることを示唆している。
猛烈な米債券相場上昇は、米金融当局の利上げサイクルが終了したとのトレーダーの確信を示している。現時点での論点は、利下げがいつ開始され、最終的にどの程度になるかに移っている。
金スポット価格が過去最高値を更新した。米経済指標の軟化や米金融当局者によるハト派発言で、来年前半の利下げ観測が広がった。
アジア時間帯4日朝の取引で、暗号資産(仮想通貨)ビットコインの価格が一時4万ドルを突破した。4万ドル回復は2022年5月以来。ビットコイン現物投資型の上場投資信託(ETF)承認後の需要拡大や米利下げへの期待が背景にある。
米経済の減速がいよいよ始まった。最近の各経済指標やウォルマートなど大手小売業者が発する警告、米地区連銀経済報告(ベージュブック)での景況に関するコメントなど、その兆候は増えている。
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催中の国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)は2日、2日間の首脳級会合を終えた。日本を含む110カ国余りが、2030年までに世界の再生可能エネルギーの容量を3倍に増やし、エネルギー効率を2倍にする有志国誓約に賛同した。
1日の米金融市場では株式と債券が上昇。連邦公開市場委員会(FOMC)が今月の会合で金利を据え置き、2024年に金融緩和に動くとの観測が広がった。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は利下げ観測へのけん制を試みたが、市場はそれを振り払う格好となった。
ドイツのコメルツ銀行が複数の政府系ファンド(SWF)と接触している。事情に詳しい関係者が明らかにした。敵対的買収からの防衛策を強化しようと、アンカー投資家を模索しているという。
1日の欧州債市場では、ドイツ2年債利回りが5月以来の低水準となった。欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁は、衝撃がない限り利上げは完了したと述べ、利下げ観測が強まった。
米国債相場の突然の猛烈な上昇で大きな勝ち組となった1人が、かつて「債券王」と呼ばれたビル・グロース氏だ。
米シカゴ連銀のグールズビー総裁は1日、物価圧力が弱まりつつあることを示す最新のデータを評価し、インフレ率は当局の2%目標に戻る軌道上になおあるとの自信を示した。
欧州中央銀行(ECB)は現時点で利下げを検討する用意はないが、2024年のある時点でその問題を検証することになるだろうと、政策委員会メンバーのビルロワドガロー・フランス中銀総裁が語った。
米供給管理協会(ISM)が発表した11月の製造業総合景況指数は13カ月連続で縮小した。これほど長く縮小圏にとどまるのは、リセッション(景気後退)を誘発したITバブル崩壊後以来だ。高金利が製造業に引き続き打撃を与えている。