トルコ金融危機、9社関係者の資産凍結 証券3社も対象
トルコ当局が投資ファンド危機を巡る捜査を拡大し、証券会社3社を含む9社の関係者資産を凍結。15人の拘束や131ファンドの清算、出金停止の経緯と投資リスクを整理する。
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概要:MFSAがTriveを装うクローンサイトに警告。一方、正規ブランド側でも4.4万ドルの出金遅延や、残高15.2万ドル超が返還されないといった利用者報告が確認されている。

「ライセンスのある有名FX業者だから安心」と思っていても、アクセスしているサイトそのものが偽物なら意味がない。
マルタ金融サービス庁(MFSA)は2026年8月12日、FX・CFDブランド「Trive」を装ったウェブサイトについて警告を発表した。
問題のサイトは「pc.tirveadfe.com」。MFSAによると、同サイトは正規の認可会社Trive Financial Services Europe Limitedの名称、ロゴ、ウェブサイト内容を利用しているが、正規法人とは一切関係がない。マルタで登録された会社でもなく、金融サービスを提供する認可も受けていないという。
さらに注意したいのは、正規のTriveブランド側でも、WikiFX上で出金遅延などを訴える利用者投稿が複数確認されている点だ。

▶Triveを利用したことがある方は、WikiFXに評価や体験談をお寄せください。一人ひとりの声が、ほかの投資家にとって重要な判断材料になります。
今回MFSAが注意を呼びかけたドメインは、pc.tirveadfe.comとなっている。

正規のTriveが使用する「trive.com」と比べると、「trive」ではなく「tirve」となっており、一見しただけでは見落としやすい。
MFSAは、同サイトが正規法人の情報を利用して利用者を誤認させようとしているとして、投資サービスに関する取引や接触を避けるよう明確に呼びかけている。
FX業者を検索エンジンやSNS広告から探す場合、ブランド名だけでなく、
・URLのスペル
・契約法人名
・ライセンス番号
・監督機関の公式登録簿
まで照合する必要がある。
今回のクローンサイトとは別に、WikiFXには正規Triveの利用者から出金をめぐる投稿も寄せられている。
ある利用者は、2026年2月12日に4万4,000ドルの出金を申請し、「2営業日で着金する」との案内を受けたものの、31日経過しても入金されなかったと訴えた。
さらに翌13日には長期保有ポジションが強制決済され、取引が制限されたと主張。投稿時点の口座残高は15万2,541.05ドルだったとしている。
同じ利用者はその後も複数回投稿し、6月時点でも資金が返還されていないと訴えている。
別の利用者からも、1万5,000ドルの出金申請から3週間以上経過しても着金しないとの投稿が寄せられている。
利用者によると、カスタマーサポートやメールで複数回問い合わせたものの、遅延理由や具体的な処理時期について明確な回答を得られなかったという。
WikiFXのTriveページでは2026年9月22日の確認時点で、同ブローカーに対するユーザー苦情は累計24件と表示され、「未解決の苦情が多い」とするリスク表示も付いている。

Triveは複数の国・地域に法人を持つ金融グループだ。
公式サイトでは、マルタMFSA、南アフリカFSCA、英領バージン諸島FSC、モーリシャスFSCなど各国の規制当局のライセンスを持つ法人情報を掲載している。国際向けサイト「trive.com/int」の運営主体はTrive International Ltd.で、BVI FSCのライセンス「BVI SIBA/L/14/1066」を保有すると表示されている。
一方、豪州法人Trive Financial Services Australia Pty Ltdが保有していたAFSライセンス「424122」は、2026年7月1日付でASICにより取り消された。
ASICによれば、取消理由は同社が豪州で金融サービス事業を行わなくなったためだとしている。ASICは以前、CFD業界調査でTriveの一部プロセスに問題があることを確認していた。同社は2025年4月に新規顧客の受け入れを停止している。
Triveは2026年7月30日、このライセンス取消についてAdministrative Review Tribunalに審査を申し立てている。
「ライセンス取消」という言葉だけで不正行為による処分と決めつけず、取消理由や現在の営業状況まで確認することが重要だ。
WikiFXは2025年12月、TriveがロンドンのOne Canada Squareに記載している住所について、現地調査を行った。
調査時には建物1階の案内などからTriveの社名を確認できなかった。ただし、予約がなかったため対象フロアへの立ち入りは認められず、オフィス内部まで確認できなかった。
なお、英国Companies Houseでは現在もTrive Financial Services UK Limitedの登記住所としてLevel 39, One Canada Squareが登録され、会社自体のステータスは「Active」となっている。
Trive
今回確認された問題は、Triveを装うクローンサイトと、正規Trive利用者から寄せられた出金遅延の報告という二つの異なるリスクだ。
MFSAが警告した「pc.tirveadfe.com」は正規Triveとは無関係で、名称やロゴを悪用した偽サイトとされている。一方、正規ブランド側でも、4.4万ドルや1.5万ドルの出金が長期間着金しないとの利用者投稿が確認され、WikiFXでは2026年9月8日時点で24件の苦情が表示されている。
また、Triveは複数国に規制法人を持つため、ブランド名だけで安全性を判断するのではなく、アクセス先のURL、実際の契約法人、適用ライセンス、直近の出金報告まで確認したい。
特に海外FX業者を利用する場合は、入金前だけでなく、出金条件や問い合わせ窓口、過去の利用者トラブルも含めて事前に確認することが重要だ。
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