概要:サウジアラビアは世界全地域を対象に原油販売価格を引き上げた。ブルームバーグが確認した価格表で7日、明らかになった。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」は前日、原油相場上昇を支える狙いで協調減産の延長に合意していた。
サウジアラビアは世界全地域を対象に原油販売価格を引き上げた。ブルームバーグが確認した価格表で7日、明らかになった。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」は前日、原油相場上昇を支える狙いで協調減産の延長に合意していた。
国営石油会社のサウジアラムコは、最大市場であるアジア向けでは油種の大半の価格を2カ月連続で引き上げた。値上げ幅はバレル当たり5.60ドル-7.30ドルと、予想を上回った。
代表油種であるアラビアン・ライト原油の価格は6.10ドル引き上げ、基準価格を20セント上回る水準に設定した。ブルームバーグがまとめた製油業者やトレーダー8社による予想では、同油種の7月のアジア向け公式販売価格(OSP)はバレル当たり約4ドル引き上げられると見込まれていた。
OPECプラスは6日のビデオ会合で、歴史的規模の協調減産を7月末まで延長するとともに、減産割り当ての履行でより厳しいアプローチを取ることで合意した。アラムコは毎月5日に翌月のOSPを公表する習わしだが、今回はOPECプラスの決定を待っての公表となった。
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。