AvaTrade、FXCMの大半の事業を買収へ 英国顧客は別会社に
AvaTradeがFXCMグループの大半の事業を買収することで合意。英国顧客はTrade Nationへ移管予定で、地域によって対応が分かれる。海外FX業者の再編に伴う契約先、金融規制、出金条件の確認点を整理する。
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概要:スイスのDukascopy Bankは2026年上期の連結利益が58%減の138万スイスフラン。顧客預金は25%増えた一方、取引・金利収益が低下した。

顧客から集まる資金は増えた。それでも、利益は半分以下になった。
スイスのオンライン銀行・FXブローカーであるDukascopy Bankが公表した2026年上期決算は、事業規模の拡大と収益力の低下が同時に表れる内容となった。
6月末の顧客預金は2025年末から25%増加した一方、連結利益は前年同期比58.1%減の138万スイスフランだった。主力のトレーディング収益と金利収益が落ち込み、手数料収益の増加では補い切れなかった。

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Dukascopy Bankの2026年上期中間財務諸表によると、主要な業績は次の通りだ。
| 項目 | 2026年上期 | 2025年上期 | 前年同期比 |
| 連結利益 | 138万スイスフラン | 329万スイスフラン | 58.1%減 |
| 営業利益 | 178万スイスフラン | 400万スイスフラン | 55.5%減 |
| トレーディング収益 | 877万スイスフラン | 1,171万スイスフラン | 25.1%減 |
| 純手数料収益 | 233万スイスフラン | 170万スイスフラン | 36.7%増 |
| 純金利収益 | 38万スイスフラン | 57万スイスフラン | 32.9%減 |
本体のDukascopy Bank単独でも、上期利益は前年同期の332万スイスフランから151万スイスフランへ55%減少した。
連結対象には、ラトビアのDukascopy Europe IBS、日本のDukascopy Japan、SWFXなどが含まれる。ただし、今回の中間財務諸表では、各地域や子会社別の業績は開示されていない。
利益を最も強く圧迫したのが、グループ収益の中心であるトレーディング業務だ。
トレーディング収益は前年同期の1,171万スイスフランから877万スイスフランへ25.1%減少した。それでも、金利・手数料・トレーディングという主要3部門の収益合計に占める割合は約76%に達する。
Dukascopyの収益構造が、依然としてFXやCFDなどの取引関連収益に大きく依存していることが分かる。市場の値動きや顧客の取引量が鈍化すれば、全体の利益も影響を受けやすい可能性がある。
純金利収益も32.9%減の38万スイスフランに縮小した。利息収入が減少したほか、貸倒リスクなどに備える2万6,864スイスフランの価値調整が新たに計上された。
明るい材料となったのは手数料部門だ。
サービス収入の増加と手数料費用の減少により、純手数料収益は前年同期比36.7%増の233万スイスフランとなった。
しかし、主要3部門を合わせた収益は1,149万スイスフランにとどまり、前年同期の1,398万スイスフランから約18%減少した。
一方、営業費用は950万スイスフランと、前年同期から1.5%しか減っていない。収益の減少に対してコスト削減幅が小さかったため、営業利益は55.5%減となった。
税負担は前年同期の約72万スイスフランから約40万スイスフランへ減少したものの、最終利益の落ち込みを埋めるには至らなかった。
収益が低下する一方、バランスシートは大きく拡大した。
6月末の連結顧客預金は2億3,929万スイスフランとなり、2025年末から4,838万スイスフラン、率にして約25%増加した。
流動資産も35%増の1億6,410万スイスフランに拡大。連結総資産は2億6,082万スイスフランから3億950万スイスフランへ19%増加している。
ただし、預金増加の内訳は明らかにされていない。どの国・地域から資金が流入したのか、FX取引口座と銀行口座のどちらが伸びたのか、個人と法人の比率がどう変化したのかは不明だ。
Dukascopy Bankは、スイス金融市場監督機構(FINMA)が公表する認可銀行・証券会社一覧に銀行として掲載されている。
日本では、同行が100%出資するデューカスコピー・ジャパン株式会社がサービスを提供している。同社は第一種金融商品取引業者として、関東財務局長(金商)第2408号の登録を受けている。
デューカスコピー・ジャパンの会社情報によると、FX取引の顧客資金はSMBC信託銀行とSBIクリアリング信託で信託保全されている。
海外FX業者を比較する際は、グループ本社のライセンスだけでなく、日本の利用者が実際に契約する法人と、その法人に適用される金融規制を確認することが重要だ。
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