概要:[フランクフルト/アムステルダム 23日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁は23日、ECBは5月理事会で追加利上げを行う必要があるかも知れないと述べた。
[フランクフルト/アムステルダム 23日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁は23日、ECBは5月理事会で追加利上げを行う必要があるかも知れないと述べた。このところの市場混乱を受けても、金融引き締めを継続する姿勢を示した。
ECBは16日の理事会で0.5%ポイントの大幅利上げを決定。政策金利は2008年終盤以来の高水準となった。ただ、今後の動きについては明言しなかった。
クノット氏はロイターのインタビューに応じ「これまでの利上げが十分である可能性は低いと考えている。やや制約的な水準で金利を維持することだけで、われわれが望むインフレ抑制に十分かどうか非常に疑問だ」と述べた。また、別の記者会見でクノット氏は「5月に追加利上げを行う必要があると思うが、その幅はわからない」と述べた。