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サンリオ売上高「15年で6割減」12年ぶり最終赤字見通し。リーマンショック時は1年で黒字回復したが…
概要:業績不振に悩むキャラクタービジネスの老舗サンリオが、新型コロナの影響で12年ぶりの最終赤字見通しを公表した。当時の数字と比較してみると……。

サンリオが2021年3月期の中間決算および通期見通しを発表した。
Ned Snowman/Shutterstock.com
サンリオが2021年3月期(2020年4月1日〜9月30日)の中間決算を発表した。8月発表の第1四半期決算時点で9億円近い純損失を出していたが、その後も業績回復はならず、上期だけで28億円超の赤字を積み上げる結果となった【資料1】。

【資料1】売上高は170億7000万円、営業赤字が26億4500万円、純損失が28億4700万円。
出所:サンリオ2021年3月期第2四半期 決算説明資料
同日、サンリオは新型コロナウイルスの影響で保留していた2021年3月期の通期予想も発表。売上高は前年比約3割減の397億円を想定し、46億円の最終赤字に陥る見通しとした。2000年代前半には1000億円弱で推移していた売上高が、およそ15年で6割以上失われた計算だ【資料2】。

【資料2】2021年3月期の通期見通し。売上高397億円、営業赤字46億円、最終赤字も46億円。
出所:サンリオ2021年3月期第2四半期 決算説明資料
リーマンショック時の最終赤字とは比較にならない
今回の予想通り通期の最終赤字となれば、リーマンショックの影響で14億円の純損失を出した2009年3月期以来、12年ぶりとなる。ただし、当時は最終赤字ながら営業利益65億円をしっかり確保しており、ハーモニーランド(大分)や有価証券の減損処理が響いた結果だった【資料3】。

【資料3】リーマンショックのさなか、2009年3月期の通期決算。最終赤字ながら、営業利益65億円を稼ぎ出している。
出所:サンリオ 2009年3月期通期決算説明資料
今期は営業赤字も46億円(純損失も46億円)が想定されており、コロナショックという想定不可能な要因が主とはいえ、本業そのものが揺らいでいる。深刻度は比較にならない。
なお、2009年3月期の最終赤字の翌2010年3月期の決算はすぐさま業績の回復に成功【資料4】。欧州や香港でのビジネスを大きく伸ばし、営業利益は4割増、43億円の純利益をあげている。

【資料4】最終赤字を出した翌2010年3月期の業績。43億円の純利益を確保。欧米、香港で利益を伸ばした。
出所:サンリオ 2010年3月期通期決算説明資料
下図は、最終赤字からわずか1年で黒字回復を果たした2010年3月期の決算資料だ。サンリオの大黒柱、国内ライセンス・物販事業の成長イメージを示している【資料5】。
「浜崎あゆみ」「佐々木希」「東方神起」「クリスチャン・ディオール」「ラフォーレ原宿」……当時のパワーブランドとの豊富なコラボ。東急・そごう・西武・丸井と、大手百貨店がズラリと名を連ねる。

【資料5】2010年3月期の決算資料より。キャラクタービジネスにおける他社との協業状況を示している。
出所:サンリオ 2010年3月期通期決算説明資料
ブランドとのコラボが今後サンリオの再成長にどれだけ貢献するかはともかく、少なくとも近年の決算資料からは、こうした力強いビジネスイメージが抜け落ちている。
10年前の苦境時に見せた老舗の底力は、今度は発揮されるのか、注目だ。

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(文:川村力)
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