概要:1日の欧州株は上昇。米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨公表を控え、値動きが不安定な1日だった。
1日の欧州株は上昇。米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨公表を控え、値動きが不安定な1日だった。
ストックス欧州600指数は0.2%上昇。一時は6月の米民間雇用者数が市場予想を下回る伸びにとどまったことが嫌気され、1%安まで売り込まれた場面もあった。
ドイツのDAX指数は0.4%安。ドイツ取引所の電子取引プラットフォームで朝方に技術的な問題が発生し、一時取引停止となった。中・東欧数カ国のデリバティブ取引や株式市場が影響を受け、デンマークは国債入札の延期を余儀なくされた。
Prime Time
European stocks have historically posted higher returns in July than any other month
Source: Bloomberg
欧州債はドイツ債が下落。利回り曲線はベアスティープ化した。株価が下げを埋め、安全資産への逃避買いが巻き戻された。ドイツ10年債利回りがマイナス0.5%の節目を割り込まず、投資家がポジションを調整したことも影響した。
イタリア債はほぼ変わらず。ドイツ債とのイールドスプレッドは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)縮小して166bpと、ここ1週間で最も小幅となった。
英国債は下落。逃避買いの巻き戻しに加えて、30年債入札の応札倍率が昨年11月以来の低水準だった。
ドイツ10年債利回りは6bp上げてマイナス0.39%。フランス10年債利回りは5bp上昇のマイナス0.06%。イタリア10年債利回りは1bp上昇して1.27%。
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