【米国市況】株はインフレ指標控えて反発、利回り上昇－142円台前半
21日の米株式相場は反発。翌日に発表される11月の米個人消費支出（ＰＣＥ）価格指数で、インフレが金融当局の目標に近づいていることが示されるとの見方がある。
ブルックフィールド・プロパティーをジャンク級に格下げ－Ｓ＆Ｐ
Ｓ＆Ｐグローバル・レーティングは、不動産投資会社ブルックフィールド・プロパティー・パートナーズの発行体信用格付けをジャンク級（投機的水準）に引き下げ、見通しを「ネガティブ」とした。借り入れコスト上昇や低調なオフィス需要といった環境の中で、同社の信用の質が劣化したとしている。
英シェルが人員削減拡大、ＣＥＯが組織「スリム化」目指す－関係者
英石油大手シェルは、低炭素部門で先に発表した規模を超える人員削減に着手した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにしたもので、ワエル・サワン最高経営責任者（ＣＥＯ）はコスト削減に加え、米競合他社に対する競争力強化を目指している。
ハイパーループ・ワンが事業閉鎖、未来の輸送システム実用化に至らず
人間や貨物をチューブを通して都市から都市へ、航空機並みのスピードで送り届ける未来的な超高速輸送システム、ハイパーループ。この技術の実用化を目指すハイパーループ・ワンが、事業を閉鎖しようとしている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
2023年に急騰した米住宅建設株、来年も好調維持か－利下げが追い風に
米住宅建設株は今年、過去10年余りで最高の年間上昇率を記録する勢いだ。住宅ローン金利が急騰したことを考えれば、これは驚くべきパフォーマンスだ。債券利回りが低下している現在、ウォール街はこの株価上昇が2024年も続くと予想している。
米住宅ローン金利の低下続く、半年ぶり低水準－住宅市場の回復に期待
米国の住宅ローン金利は低下が続き、６月以来の低水準となった。来年の住宅市場回復への期待感が強まりそうだ。
ブラックストーン、ソニーペイメントの過半数株式を400億円で取得へ
米ブラックストーンはソニーグループ傘下の決済サービス会社の過半数株式を約２億8000万ドル（約400億円）で取得する。事情に詳しい関係者１人が明らかにした。
住友生命、ＴＰＧ保有のシングライフ株式取得で合意間近－関係者
住友生命保険は、 プライベートエクイティー（ＰＥ、未公開株）投資会社ＴＰＧが保有するシンガポール・ライフ・ホールディングス（シングライフ）の株式の取得で合意に近づいている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。住友生命は東南アジアでのプレゼンス強化を図っている。
米ＰＣＥインフレ統計、ＦＲＢの闘いがほぼ終了したこと示す見通し
米国のインフレ見通しはここ数カ月で既に着実に改善しつつあったが、ちょうど連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）会合が開催された先週の２日間に、それがついに確かなものとなった。
米株式相場に疲れの兆候、シティは下落予想も押し目買い推奨
米株の上昇には疲れの兆候が見え始めていると、米シティグループのストラテジストが指摘した。投資家は押し目買いの準備をしておく必要があるとしている。
中国、2023年の新エネルギー車販売は36.5％増－乗連会の暫定集計
中国の2023年の新エネルギー車販売台数（小売りベース）は前年比36.5％増の約775万台となるもようだ。全国乗用車市場情報連合会（乗連会）が暫定集計を公表した。
米新規失業保険申請件数、予想ほど増加せず－継続受給者数ほぼ横ばい
先週の米新規失業保険申請件数は予想ほど増加せず、歴史的な低水準付近にとどまった。企業が労働者の引き留めを図っており、労働市場が引き続き底堅いことを示唆した。
米失業保険申請件数、予想ほど増加せず－継続受給者数ほぼ横ばい
先週の米新規失業保険申請件数は予想ほど増加せず、歴史的な低水準付近にとどまった。企業が労働者の引き留めを図っており、労働市場が引き続き底堅いことを示唆した。
アップル、来年も急騰シナリオは望み薄－３兆ドルの巨人に強まる逆風
アップルの時価総額は今年、１兆ドル（約142兆円）近く膨らんだ。来年もこれだけの値上がりを記録することは難しいだろう。
米ＧＤＰ、７－９月は4.9％増に下方修正－消費とインフレも低下
７－９月（第３四半期）の米経済成長率は、前期比年率4.9％に下方修正された。個人消費とインフレの数値も下がった。
米中古車販売カーマックス、利益が予想上回る－価格設定など寄与
中古車販売の米カーマックスの９－11月（第３四半期）決算は、利益が市場予想を上回った。積極的な価格設定やコスト削減のほか、卸売販売の増加が寄与した。
アンゴラ、ＯＰＥＣ脱退－原油生産枠に反発し16年の連盟見限る
アンゴラが石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）脱退を発表した。国営紙ジョルナル・デ・アンゴラがアゼベド鉱物資源・石油相の発言を引用して報じた。原油生産枠を巡る対立の末、アンゴラは16年に及んだ加盟国としての立場を捨てた。
中国最大級の国有銀行、１年間で３回目となる預金金利引き下げ
中国最大級の国有銀行は、１年間で３回目となる預金金利引き下げを行う。政府が消費と需要の喚起を狙う政策を進める一方、利ざや縮小に直面する大手行は収益性の維持に努めている。
トルコ中銀、７回連続の利上げ－引き締めサイクルの終わりに近づく
トルコ中央銀行は21日、今後数カ月で70％まで加速するとみられるインフレ率の抑制に向けた取り組みの一環として、７回連続の利上げを実施した。
中国、レアアース技術の一部輸出を停止－外国の産業育成阻止が狙いか
中国は21日、レアアース（希土類）技術の一部輸出を停止すると発表した。戦略的原材料の供給を巡り、米国など西側諸国との新たな競争が激化している。
