概要:イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MPC)メンバーのソーンダース委員は、政策金利をマイナス圏へと引き下げる余地はある程度あるとの認識を示し、債券購入だけでは金融緩和の最適な選択肢ではない可能性があると論じた。英中銀がマイナス金利を導入したことはこれまで一度もない。
イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MPC)メンバーのソーンダース委員は、政策金利をマイナス圏へと引き下げる余地はある程度あるとの認識を示し、債券購入だけでは金融緩和の最適な選択肢ではない可能性があると論じた。英中銀がマイナス金利を導入したことはこれまで一度もない。
英中銀の政策金利は現在0.1%。ベイリー総裁はいずれかの時点でマイナス金利が必要となった際に備え、まずは導入可能かを見極めることが依然として重要だとの見解を示している。
英中銀は11月に資産購入プログラムを再度拡大したが、政策金利は据え置いた。
ソーンダース氏は、単一の手段では「通常を下回る、あるいは通常よりも不確実性が高いだろう」と指摘し、「追加緩和が必要となる場合、単一の政策手段にこれ以上大きく頼るのではなく、個人的な見解だが、さまざまな活用が最も効果的なやり方だと言えよう」と述べた。
利下げする際の規模については、通常の25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の単位ではなく「より小幅での対応」が望ましいだろうとの考えを示した。
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