概要:米ジャンク(投資不適格)債利回りが過去最低を付けた。記録更新は今年2回目。米金融当局による長期のゼロ金利政策に加え、広範な新型コロナウイルスワクチン配布への期待でリスクが高めの資産に投資資金が向かっている。
米ジャンク(投資不適格)債利回りが過去最低を付けた。記録更新は今年2回目。米金融当局による長期のゼロ金利政策に加え、広範な新型コロナウイルスワクチン配布への期待でリスクが高めの資産に投資資金が向かっている。
ブルームバーグ・バークレイズUSコーポレート・ハイイールド指数の平均利回りは米時間3日夜に4.45%と、11月9日に付けた過去最低水準(4.56%)をさらに下回った。それ以前の最低記録は2014年6月だった。
米ジャンク債利回り過去最低-コロナワクチン実用化期待で資金流入
コロナワクチン開発が最終段階にあるとの製薬会社の発表が相次いでから相場は上昇している。法人税や規制の大幅な変更につながりにくい米ねじれ議会の見通しも相場を押し上げた。
市場には2021年下期までに生活が正常化するとの見方もある。そうなれば企業はコロナ禍で落ち込んだ利益を取り戻すことが可能になり、危機を乗り切るため借り入れた多額の債務の返済を開始するとみられる。
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