概要:ドイツのバイエルは3日、7ー9月(第3四半期)決算を発表した。除草剤「ラウンドアップ」の発がん性を巡り今後見込まれる訴訟関連費用は20億ドル(約2093億円)と、当初想定した12億5000万ドルを上回る見通しを明らかにした。
ドイツのバイエルは3日、7ー9月(第3四半期)決算を発表した。除草剤「ラウンドアップ」の発がん性を巡り今後見込まれる訴訟関連費用は20億ドル(約2093億円)と、当初想定した12億5000万ドルを上回る見通しを明らかにした。
3日の発表資料で、同社は米国の原告側弁護団との話し合いにより、訴訟関連費用は6月時点の想定を上回ることが分かったと説明した。
ラウンドアップ訴訟のうち未決着分については米連邦裁判事が今月2日を和解成立の期限に定めていた。バイエルが期限内に決着できなかったため、裁判が再開される見通し。同社は9日に再び出廷する予定だ。
バイエル、米国内の訴訟さらに数千件が決着-除草剤の発がん性巡り
7ー9月の調整後EBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)は18億ユーロ(約2200億円)と、アナリスト予想平均の20億6000万ユーロを下回った。売上高も市場予想には及ばなかった。
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