概要:米シェール開発大手のチェサピーク・エナジー<CHK.N>は28日、連邦破産法11条の適用を申請した。ここ数年で経営破綻した米石油・ガス開発企業の中では最大規模。 多額の債務と新型コロナウイルスによるエネルギー市場の混乱が響いた。 同社は発表文で「破産手続きを通じてバランスシートを強化し、長年引きずってきた契約上の義務を再編することで、より持続可能な資本構造を達成したい」と表明した。破産手続きの間も業務は継続する
[ニューヨーク 28日 ロイター] - 米シェール開発大手のチェサピーク・エナジー(CHK.N)は28日、連邦破産法11条の適用を申請した。ここ数年で経営破綻した米石油・ガス開発企業の中では最大規模。
多額の債務と新型コロナウイルスによるエネルギー市場の混乱が響いた。
同社は発表文で「破産手続きを通じてバランスシートを強化し、長年引きずってきた契約上の義務を再編することで、より持続可能な資本構造を達成したい」と表明した。破産手続きの間も業務は継続するという。
再編計画によると、同社は既存債務のうち約70億ドルの再編を目指している。金融機関は融資限度枠の範囲で繰り返し借り入れが可能な「リボルビング・クレジット・ファシリティ」を通じた債務再編支援に合意し、債権者からも支援合意を取り付けたという。
合意の一環として、破産手続き中の業務継続を可能にする9億2500万ドルのDIPファイナンスを確保した。
チェサピークはまた、債務の前倒し返済を支援するための総額25億ドルの融資の条件に合意。破綻手続き終了時に計画する6億ドルの新株発行についても、金融機関と社債保有者の一部が支援に合意した。
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