Plus500、南米金融機関をCME市場へ Nelogica提携で狙う新収益
Plus500がブラジルのNelogicaと技術提携。BlackArrowと自社の清算・注文執行基盤を接続し、南米の金融機関によるCME市場へのアクセスを支える。
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概要:Axi顧客の6割超がMT5を利用し、新注文エンジンUltencyの導入も始まった。約定面の改善は初期段階の報告にとどまる。

海外FX・CFD業者Axiでは、顧客の6割超がMetaTrader 5(MT5)を利用するようになった。過去3年間で利用が広がり、注文処理を担う新エンジン「Ultency」の導入も進んでいる。
MT5を開発するMetaQuotesが2026年10月7日に公表した導入事例によると、Axiはシステムの性能や約定面で初期の改善を確認した。ただし、導入はまだ初期段階だ。改善幅を示す具体的な数値は、今回の発表には掲載されていない。
利用者にとって気になるのは、画面の新しさ以上に、注文がどう処理されるかである。今回の変更は、その裏側に踏み込むものだ。

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Axiが説明するMT5の利点は、取引機能だけではない。管理者の権限を細かく設定できるようになり、自動化によって繰り返しの手作業を減らせる点を挙げている。
地域ごとの接続環境を整えるうえでも、MT5のアクセスサーバーを活用している。利用者が各地から接続するサービスでは、取引画面だけでなく、それを支えるサーバー配置や運用体制も重要になる。
Axiのグローバル技術運営責任者、オワイス・アンワー氏は、事業が拡大しても運営を不必要に複雑にせず、処理規模を広げられる技術が必要だと説明した。今回の移行には、新商品や顧客層の拡大を支える狙いもある。
Ultencyは、MetaQuotesがMT5業者向けに提供する注文マッチングエンジンだ。利用者が操作する画面よりも、業者側の注文処理に関わるシステムである。
Axiは導入後、プラットフォームの性能と約定時の利用体験に改善が見られたと報告している。一方、今回の公表資料では、約定時間がどれだけ短縮したのか、スリッページがどう変化したのかを比較できるデータは示されていない。導入対象となる口座や地域の詳細も明記されていない。
したがって、現時点で確認できるのは、Axiが導入初期の効果を報告したというところまでだ。すべての利用者の取引条件が同じように改善したと判断する材料は、まだそろっていない。
Axiには、もう一つの取引基盤がある。2025年7月には、プロの取引会社などを対象とする流動性サービス「AxiPrime」の立ち上げと、技術会社Your Bourseとの提携を発表していた。
今回のUltency導入が、その仕組みを置き換えるのか、用途を分けて併用するのかは明らかになっていない。機関向けのAxiPrimeと今回の導入を、そのまま同一の変更として扱うことはできない。
MT5の利用拡大と新エンジンの導入は進んだ。次に焦点となるのは、どの口座に適用され、実際の約定にどの程度の変化が出たのかである。Axiは今後も最適化を進める方針だが、利用者が効果を具体的に比較できる情報の公表は、これからとなる。
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