概要:米セントルイス連銀のブラード総裁は経済の力強さが続いているとし、今年の政策金利のピークに関する自身の予想を引き上げたことを明らかにした。予想引き上げは銀行セクターのストレスが和らぐとの想定に基づいているという。
米セントルイス連銀のブラード総裁は経済の力強さが続いているとし、今年の政策金利のピークに関する自身の予想を引き上げたことを明らかにした。予想引き上げは銀行セクターのストレスが和らぐとの想定に基づいているという。
総裁は24日、講演後に行った記者団との電話会見で「私は従来5.375%と見込んでいたが、現在の予想は5.625%だ。つまり25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げたことになる。より力強い経済を示すニュースを踏まえて判断した」と説明。「今後数週間、そして数カ月で金融ストレスが緩和するとの想定の下で」予想を上方修正したと続けた。
「金融ストレスが悪化するという下方向のシナリオもあり得るが、それは私の基本ケースではない」とブラード氏は述べた。