概要:米オルタナティブ投資会社のアポロ・グローバル・マネジメントとカーライル・グループは、SVBファイナンシャル・グループの破綻で売却されるローン債権の取得を狙っている。
米オルタナティブ投資会社のアポロ・グローバル・マネジメントとカーライル・グループは、SVBファイナンシャル・グループの破綻で売却されるローン債権の取得を狙っている。
事情に詳しい複数の関係者によると、このローンはSVBファイナンシャルの投資部門SVBキャピタルおよび投資銀行業務を担っていたSVBセキュリティーズに関連している。
流動性のひっ迫が大規模な資金流出を招き、今月に入って破綻したSVBファイナンシャル元子会社のシリコンバレー銀行(SVB)は、現金残高がおよそ10億ドル(約1310億円)のマイナスだった。
売却されるローンは最大100億ドルの価値が付く可能性があると、関係者の一部は指摘。オルタナティブ投資会社は10億ドル相当に区分けされたローン債権に最も関心を示しそうだと、別の関係者は指摘した。
アポロとカーライルは買い取りの提案を検討しており、ブラックストーンも検討準備を進めていると、関係者は語った。この3社とSVB、SVBファイナンシャルに助言を行っているセンタービュー・パートナーズはそれぞれコメントを控えた。