概要:ドイツの景気見通しに対する投資家の信頼感が6カ月ぶりに低下した。企業や家計が直面するインフレに加えて、銀行セクターを巡るリスクへの懸念が影響した。
3月の期待指数は13、市場予想下回る-前月の28.1から低下
銀行の業績動向に対する評価、著しく悪化-ZEW所長
ドイツの景気見通しに対する投資家の信頼感が6カ月ぶりに低下した。企業や家計が直面するインフレに加えて、銀行セクターを巡るリスクへの懸念が影響した。
ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)が21日発表した3月の期待指数は13と、前月の28.1から落ち込んだ。ブルームバーグがまとめた予想中央値は15への低下だった。
ZEWのバンバッハ所長は発表文で「国際的な金融市場に強い圧力がかかっている」と述べ、「銀行の業績動向に対する評価は、まだ若干前向きではあるものの、著しく悪化した。保険業界の見通しも大きく後退した」と指摘した。
ドイツ連邦銀行は20日、今年1-3月(第1四半期)の国内総生産(GDP)は昨年10-12月の前期比0.4%減ほどではないものの、マイナス成長となる公算が大きいとの見通しを示した。
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