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概要:欧州主要国のPMI(製造業/ サービス業・速報値)が23日に発表され、ドイツ・ユーロ・イギリス共に前回値を下回る結果となりました。
欧州主要国のPMI(製造業/ サービス業・速報値)が23日に発表され、ドイツ・ユーロ・イギリス共に前回値を下回る結果となりました。
内訳を見てみると、ドイツ・製造業PMIは、前回の54.8から52.0へ悪化。ユーロ・製造業PMIは、54.6から52.0へ減少。イギリス・製造業PMIも同じく下落となり、前回の54.6から53.4へと悪化しました。
欧州各国のPMI結果の悪化により、欧州通貨は軒並み安となっており、ユーロ・ポンドともに対円・対米ドルで下落しています。特にユーロの落ち込みが著しく、ユーロ米ドルは本日高値の1.0579から1.0490まで約90pipsの下落となりました。ユーロ米ドルは時間足200SMAを下抜けているため、直近安値の1.0468を下抜けるのか、注意が必要です。
昨日の米・パウエルFRB議長の議会証言で「高インフレに対峙するため、景気後退は避けられない」との発言通り、欧州でも高インフレ下の利上げにより、リセッション入り懸念が浮上してきています。
本日の米国時間に発表される製造業/ サービス業PMIの結果と、明日発表される米・ミシガン大消費者信頼感指数の結果に十分注意を払いつつ、通貨強弱を見極めたいところです。
欧州の製造業/ サービス業PMI(速報値)が23日に発表され、ドイツ製造業PMIは、市場予想と前回値を下回り、52.0となりました。景気善悪の判断とされるベンチマークの50に近づいており、リセッション入り懸念から、欧州通貨が一気に売られる形となりました。
指標発表を受け、ユーロは対円・対米ドルともに大きく下落。ポンド米ドルは1.2263から1.2175まで約90pipsの下落となりました。テクニカル面では、4時間足75EMAに上値を抑えられつつ、切り下げる形での下落となったため、直近安値の1.2159を下抜けるのかに注目したいところです。1.2159ラインを下抜けた場合、次のターゲットである1.1934を視野に入れておきましょう。
なお本日、米国時間には米国の製造業/ サービス業PMIも発表予定となっており、さらに米・パウエルFRB議長の議会証言(2日目)も控えています。直近ではPMIの発表後、反応薄な状況が続いていましたが、各国のインフレ率の高まりに、再びPMIに注目が集まっています。週末にかけてのボラティリティの高まりに十分注意しましょう。
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