概要:英スタンダードチャータードが29日発表した7-9月(第3四半期)決算では、調整後税引き前利益が前年同期比40%減少した。ただ、貸倒損失の減少とアジア主要市場の回復に支えられ、利益は予想より良かった。
英スタンダードチャータードが29日発表した7-9月(第3四半期)決算では、調整後税引き前利益が前年同期比40%減少した。ただ、貸倒損失の減少とアジア主要市場の回復に支えられ、利益は予想より良かった。
7-9月の調整後税引き前利益は7億4500万ドル(約777億8000万円)と5億200万ドルの予想を上回った。同行の業績がアナリスト予想から上振れするのは、3四半期連続だ。
ウォール街の金融機関と同様に市場のボラティリティーの高まりが投資銀行業務の利益を押し上げた。
ビル・ウィンターズ最高経営責任者(CEO)は発表資料で、「当行のトランスフォーメーションがマクロ経済の嵐をうまく乗り切ることを可能にしている。ウェルスマネジメント(富裕層向け資産運用)とファイナンシャルマーケッツ部門に良いモメンタムがあり、イノベーション費用は抑制されており、貸倒損失への備えも十分と確信している」と説明した。
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。