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EU「復興基金」イタリアは融資満額申請へ-南欧諸国は補助金頼みか
概要:欧州連合(EU)は、新型コロナウイルスで打撃を被る国々を支援する実質的な「復興基金」である総額7500億ユーロ(約92兆円)の経済再建プログラムに基づき、年明け後にも資金供与を開始しようとしている。
欧州連合(EU)は、新型コロナウイルスで打撃を被る国々を支援する実質的な「復興基金」である総額7500億ユーロ(約92兆円)の経済再建プログラムに基づき、年明け後にも資金供与を開始しようとしている。
スペインとギリシャ、ポルトガルは総額3600億ユーロの低利融資の利用方法についても調整を進める一方、まず返済不要の補助金部分の受け取りを目指す方針だ。イタリアは、融資割当枠1280億ユーロの満額実行を申請する意向を示している。
エコノミストと中央銀行当局者は、ユーロ圏の景気浮揚に向け、EUに支出拡大を働き掛けている。EUは厳しい財政目標の適用を少なくとも2021年末まで停止することで合意したものの、再び債務基準の順守が求められる時期が不透明なため、各国は引き続き警戒している。
スペインのカルビニョ経済・企業相は先週パリで、「補助金部分は最初の3年で実行する必要があるため、これら補助金の投資に集中して取り組む方針だ」と説明した。
イタリアの公的債務残高の国内総生産(GDP)比率は今年、EUが定める上限60%を大きく上回る158%、スペインも年末までに120%に達する見通し。新型コロナ危機に対応する空前の支出が南欧諸国の借り入れをGDPを超える水準に押し上げており、復興基金の融資を直ちに利用することにためらいがある。
非公開情報を理由に政府当局者が匿名を条件に語ったところでは、公的債務のGDP比率が年末までに197%に達する可能性のあるギリシャは、新たな借り入れが財政収支に反映されることを避けるため、企業向け低利融資の保証などを通じて、民間セクターへのインセンティブ提供にEU資金を活用することを検討している。
Financing Recovery
Italy and Spain are the biggest beneficiaries of the EUs recovery funds
Source: European Commission

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