概要:英銀HSBCホールディングスの取締役会は新型コロナウイルス感染拡大を受け、2月に公表した再編計画を見直すよう幹部に指示した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が26日伝えた。
Signage is displayed atop the HSBC Holdings Plc headquarters building in the Central district of Hong Kong, China, on Monday, April 27, 2020.
英銀HSBCホールディングスの取締役会は新型コロナウイルス感染拡大を受け、2月に公表した再編計画を見直すよう幹部に指示した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が26日伝えた。
FTが匿名の同行幹部を引用して報じたところによると、コロナ危機で3カ月前に発表した施策からさらに踏み込んだ措置が必要になっている。
HSBCは2月に米欧事業や投資銀行の縮小で3万5000人規模の人員や45億ドル(現行レートで約4850億円)のコスト、1000億ドル相当のリスク加重資産の削減を発表していたが、経営陣は新型コロナ拡大で人員削減を一時停止していた。
FTによれば、取締役会は同行幹部らに対して再編を再開し、一段と大幅な見直しを検討するよう求めている。これには米国事業やフランスのリテール網、規模が小さい非戦略国の事業のさらなる縮小だけでなく、売却の可能性も含まれるという。HSBCの広報担当者は同報道に関してコメントを控えた。
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