概要:13日の欧州株は続伸。4-6月期決算の発表が始まり、景気回復ペースを見極める手がかりになる可能性があるとして注目されている。
13日の欧州株は続伸。4-6月期決算の発表が始まり、景気回復ペースを見極める手がかりになる可能性があるとして注目されている。
ストックス欧州600指数は1%上昇。鉱業や化学、旅行関連など景気循環の影響を受けやすい業種が上げを主導した。ノルウェー最大の銀行DNBは9.9%高。4-6月期利益は最も楽観的な予想をも上回った。
週内にはスウェーデンの商用車大手ボルボ、家電メーカーのエレクトロラックス、北欧最大級の銀行ノルデアなどが決算発表を予定している。
欧州債市場ではドイツ債が長期債中心に下落。決算発表シーズンを控えて株が上昇したために、安全資産への逃避が巻き戻された。週内にはドイツとオランダ、フランス、スペイン、イタリアが総額360億ユーロの国債を発行する。
ドイツ債はベアスティープ化。30年債利回りは7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇と、ほぼ3週間ぶりの上げ幅。
ドイツ債とイタリア債のスプレッドは4bp縮小して165bp。スペインは16日に5年債と9年債、15年債、30年債を最大60億ユーロ発行する。
英国債は10年物を中心に下落。安全資産としての需要が巻き戻されたほか、4つの入札を通じて総額110億ポンドの調達を計画していることが意識された。
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