概要:UBSアセットマネジメントのヘッジファンド部門は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で打撃を受けた企業の株式をショートにするレラティブバリュー型のトレードで、今年1-6月(上期)に競合他社をアウトパフォームした。
UBSアセットマネジメントのヘッジファンド部門は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で打撃を受けた企業の株式をショートにするレラティブバリュー型のトレードで、今年1-6月(上期)に競合他社をアウトパフォームした。
非公開データだとして匿名を条件に話した関係者によると、UBSオコナー(運用資産61億ドル=約6500億円)の上期運用成績はプラス11.5%だった。同社の広報担当者は運用成績についてコメントを控えた。
ヘッジファンド・リサーチ(HFR)によると、同様の戦略を採用しているファンドの上期運用成績はマイナス5.1%。ヘッジファンド全体の上期運用成績(資産加重ベース)は同ベースでのデータ公表が2008年に始まって以来最悪のマイナス7.9%だった。
UBSオコナーは航空会社の社債を買う反面で株式をショートにするなど、投資対象企業が発行する証券2つをセットにし、相反するポジションを形成する戦略を採用。米金融当局が一部社債の購入に踏み切って高リスク企業の信用力を押し上げ、社債価格の急上昇をもたらしたことから、それが奏功した。
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