概要:サムスン電子の4-6月(第2四半期)の利益は市場予想を上回った。インターネット通信量の増加で半導体需要が押し上げられたほか、電子機器の売り上げも新型コロナウイルス感染症(COVID19)拡大に伴う不振から回復し始めた。
サムスン電子の4-6月(第2四半期)の利益は市場予想を上回った。インターネット通信量の増加で半導体需要が押し上げられたほか、電子機器の売り上げも新型コロナウイルス感染症(COVID19)拡大に伴う不振から回復し始めた。
サムスンの店舗「デジタルプラザ」で製品を試す顧客(ソウル、7月5日)
今回の暫定集計にはディスプレー事業に関する一時的利益が含まれる。同社は詳細を明らかにしていないが、アップルのディスプレー注文が約束を下回ったことに対する補償として最大1兆ウォンを計上した可能性があるとの見方を一部のアナリストが示した。
サムスンの好調な業績は、テクノロジー業界が新型コロナのパンデミック(世界的大流行)から回復しつつあることを示唆している。新型コロナ感染拡大は世界経済に打撃を与えている一方で、ビデオ会議やウェブベースの教育、娯楽ストリーミングサービスなど、オンライン活動へのシフトを加速させている。
IDCの調査マネジャー、キランジート・カウル氏は「現在の在宅勤務状況のため、幾つかの製品に強い需要が見られる」と指摘。「サーバーやデータセンター関連需要のため第2四半期のDRAM需要は急増している」と述べた。
サムスンは工場や店舗の休業を理由に4-6月の減益を警告していたが、マーケティング費用の削減や、在宅で仕事したり遊んだりする時間が増えた人にテレビやモニターを販売することでその影響を和らげた。
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