概要:米金融当局が9、10両日に開催予定の連邦公開市場委員会(FOMC)会合では、新たな動きについてシグナルを発することはなさそうだ。ただエコノミストの多くは、金融当局が年内にイールドカーブ・コントロール(YCC)を採用すると予想している。
米金融当局が9、10両日に開催予定の連邦公開市場委員会(FOMC)会合では、新たな動きについてシグナルを発することはなさそうだ。ただエコノミストの多くは、金融当局が年内にイールドカーブ・コントロール(YCC)を採用すると予想している。
ブルームバーグがエコノミストを対象に5月29日-6月3日に実施した最新調査によれば、半分余りが米金融当局によるYCC採用を見込んでおり、そのうちの大半は9月に決定が発表され、年限が2年ないし5年の米国債が対象となるとの見通しを示した。
来週のFOMCを巡っては、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標レンジの変更はないとの予想が圧倒的で、金利や資産購入の今後の道筋についての指針の変更も見込まれていない。また4月の調査と同様、2023年まで事実上のゼロ金利政策を解除することはないとの見方が示された。
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しかし、こうした予想は一様ではなく、米金融当局が債券購入を増やす方針を発表しないまでも、少なくとも新たな段階のアプローチを示唆するのではないかと、数人のエコノミストは想定している。
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