요약:■底堅い動き、金利上昇の思惑強まる今週のポンド・円は底堅い動きとなった。 中国不動産開発大手の中国恒大集団の債務問題を巡ってリスク回避的なポンド売り・円買いが活発となり、ポンドは一時149円を下回った
■底堅い動き、金利上昇の思惑強まる
今週のポンド・円は底堅い動きとなった。
中国不動産開発大手の中国恒大集団の債務問題を巡ってリスク回避的なポンド売り・円買いが活発となり、ポンドは一時149円を下回った。
ただ、英中央銀行は9月23日開催の金融政策会合で、「年末時点のインフレ率が目標の2%を大きく上回る見通し、金利上昇の根拠が強まったもよう」との見解を示したことから、ポンド買い・円売りが拡大し、週末前は151円台で推移した。
取引レンジ:148円96銭−151円74銭。
■底堅い値動きか、早期利上げの可能性も
来週のポンド・円は底堅い値動きか。
英中央銀行による早期利上げの可能性が浮上しており、リスク回避的なポンド売りは縮小した。
原油相場が高値圏を維持していることも支援要因か。
一方、中国恒大集団の債務問題に対する市場の関心は引き続き高いようだが、同社が債務不履行に陥ることが回避される可能性が高まった場合、リスク選好的なポンド買い・円売りが優勢となりそうだ。
○発表予定の英国の主要経済指標・注目イベント
・9月30日:4-6月期国内総生産改定値(速報値:前年比+22.2%)
予想レンジ:150円00銭−153円00銭
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