요약:[シカゴ 21日 ロイター] - 21日の米社債市場は株式市場が下げ止まったのを受けて持ち直す動きとなった。前日は中国の不動産開発大手、中国恒大集団の債務問題を巡り世界の金融市場に動揺が広がったのを受
[シカゴ 21日 ロイター] - 21日の米社債市場は株式市場が下げ止まったのを受けて持ち直す動きとなった。前日は中国の不動産開発大手、中国恒大集団の債務問題を巡り世界の金融市場に動揺が広がったのを受けて、米社債と国債の利回り差(スプレッド)が拡大していた。
リフィニティブ傘下IFRによると、高利回り社債に連動するアイシェアーズの上場投資信託(ETF)は約0.17%上昇した。前日は0.35%下落した。
高利回り債の米国債とのスプレッドは前週、全般的な「リスクオン」ムードを反映し、7月以来の低水準まで縮小していたが、20日は拡大。
ジャンク債の指標として広く利用されるICEバンク・オブ・アメリカ(BofA)米高利回り債指数のオプション調整後のスプレッドは前週末の304ベーシスポイント(bp)から20日に323bpに拡大、1日の変動幅としては7月19日以来の大きさだった。
一方、投資適格社債のICEBofA米コーポレート・インデックスのスプレッドは20日にわずか1bp拡大し、91bpとなった。
BMOキャピタル・マーケッツのアナリストはリポートで、高格付け債のスプレッドは他のリスク資産に比べて底堅かったと指摘。需要は強いままだという。
それでもなお、「短期的にはかなりのイベントリスクが残る」と指摘。22日の連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表や恒大の債務問題が明確に決着するまでは、スプレッドが大幅に縮小するとは見込まないとした。
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