概要:イタリア銀行(中央銀行)は10日、2020年の同国経済が約9.5%縮小するとし、先月発表した9.2%縮小から下方修正した。ただ来年は4.8%拡大するとの従来想定を維持した。 中銀は「回復は緩やかなものになるだろう。雇用や可処分所得の減少に伴い家計消費に持続的な影響が及ぶ」と警告。第2・四半期の国内総生産(GDP)は前期比で約10%縮小が見込まれるが、下半期はある程度持ち直すとした。 イタリア国立統計研究所(ISTAT)は7月31
[ローマ 10日 ロイター] - イタリア銀行(中央銀行)は10日、2020年の同国経済が約9.5%縮小するとし、先月発表した9.2%縮小から下方修正した。ただ来年は4.8%拡大するとの従来想定を維持した。
中銀は「回復は緩やかなものになるだろう。雇用や可処分所得の減少に伴い家計消費に持続的な影響が及ぶ」と警告。第2・四半期の国内総生産(GDP)は前期比で約10%縮小が見込まれるが、下半期はある程度持ち直すとした。
イタリア国立統計研究所(ISTAT)は7月31日に第2・四半期のGDP速報値を発表する予定。第1・四半期は前期比5.3%縮小と、1995年の統計開始以来、最大の落ち込みとなった。
イタリア政府は20年のGDPが8%縮小するとの予想を示しているが、グアルティエリ経済・財務相は下方修正を余儀なくされると指摘している。
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