概要:中国の株式市場が確実に注目を集めている。6日のほぼ前例のない値上がりは、世界株を1カ月ぶりの高値に押し上げた。
中国の株式市場が確実に注目を集めている。6日のほぼ前例のない値上がりは、世界株を1カ月ぶりの高値に押し上げた。
中国株のここ1週間の上昇スピードは、多くの点で5年前に崩壊した株式バブル以来だ。6日の値上がりを受け、中国株の時価総額は4600億ドル(約49兆4000億円)余り増加。世界金融危機以降の1日の増加額としては2015年7月に続く2番目の大きさとなった。
ペースは鈍くなっているものの、値上がりは7日に入っても続き、CSI300指数は上昇。売買高は1営業日ベースの3カ月平均の3倍を超えている。オフショア人民元は上昇し、3月以降初めて1ドル=7元よりも元高となった。
東北証券の沈正陽アナリストは「相場は力強い上昇後、値固めする可能性が高い。特にここ1週間で大型株のパフォーマンスがより小型の銘柄を大幅に上回っている」と指摘。「規制当局も急激な相場上昇を見たくないだろう。しかし、まだ多くの機会が残っており、一部の出遅れ株に投資家のローテーションが引き続き予想され、上昇傾向はなお損なわれていない」と述べた。
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