概要:5月の米鉱工業生産指数は、過去最大の下げとなった前月から予想ほど上昇しなかった。新型コロナウイルスの影響を受けた経済活動の低下が引き続き需要を抑制し、製造業の改善を緩やかにしていることを示唆した。
5月の米鉱工業生産指数は、過去最大の下げとなった前月から予想ほど上昇しなかった。新型コロナウイルスの影響を受けた経済活動の低下が引き続き需要を抑制し、製造業の改善を緩やかにしていることを示唆した。
キーポイント |
---|
|
鉱工業生産はパンデミック(世界的大流行)前の2月と比べて15.4%低下。設備稼働率は64.8%と、前月の64%からわずかに上昇。2月は76.8だった。
製造業の上昇は自動車および同部品が主導した。自動車工場が生産を再開したため、自動車・同部品の生産は前月の2倍を上回った。ただ前年同月比では63%近い低下。
公益事業は2.3%、鉱業が6.8%それぞれ落ち込んだ。エネルギー価格の下落を受けて、石油・ガス掘削は36.9%低下となった。
統計の詳細は表をご覧ください。
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。