概要:9日の欧州株は続落。原油価格が下落したほか、新型コロナウイルスの感染症例が増加し、経済成長への懸念が高まった。
9日の欧州株は続落。原油価格が下落したほか、新型コロナウイルスの感染症例が増加し、経済成長への懸念が高まった。
ストックス欧州600指数は0.8%下落。一時は0.6%上昇した場面もあった。主要なリビア油田での生産再開を手掛かりに原油が下落、石油株は売られた。
トランプ米政権が今週、華為技術(ファーウェイ)など一部の中国企業の製品を使用している企業と政府が契約を結ぶことを禁止する規制をまとめる計画だと、ロイター通信が伝えると、欧州株はそれまでの上げを失った。投資家は引き続き新型コロナ感染者数の増加傾向や経済への影響を注視している。
Ways to Go
Europe's major benchmarks find themselves in different stages of recovery
Source: Bloomberg
欧州債はドイツ債が上昇。終盤にかけて上げ幅を拡大した。米中貿易戦争の懸念が再燃し、逃避需要の買いが入った。
ドイツ債の利回り曲線はブルフラット化。ロイター通信による報道を手掛かりに、ドイツ株は上げを失った。
イタリア債とドイツ債のイールドスプレッドは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大して167bp。英国債は10年債を中心に上げた。
ドイツ10年債利回りは2bp下げてマイナス0.46%。フランス10年債利回りは2bp下げてマイナス0.14%。イタリア10年債利回りは1bp上げて1.21%。
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