概要:米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は7日、自身に今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)での投票権があったとしたら、10月29─30日の利下げ決定にはおそらく反対票を投じていただろうと述べた。 米経済には緩和を正当化する弱さが見られないためだと説明した。 ボスティック総裁は講演後に記者団に対し、米経済はトレンドを上回るペースで成長するとの見方を示し、インフレ率は米連邦準備理事会(FRB)の目標である2%に達すると予想した。
[7日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は7日、自身に今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)での投票権があったとしたら、10月29─30日の利下げ決定にはおそらく反対票を投じていただろうと述べた。
米経済には緩和を正当化する弱さが見られないためだと説明した。
ボスティック総裁は講演後に記者団に対し、米経済はトレンドを上回るペースで成長するとの見方を示し、インフレ率は米連邦準備理事会(FRB)の目標である2%に達すると予想した。
また、経済指標などを例に挙げて「消費者は依然として非常にしっかりとしている」と指摘。自身が利下げや利上げを支持するためには、経済のトレンドが「著しく」変化する必要があると述べた。
同総裁はこれより先に講演原稿で、米経済は「しっかり」としており、FRBは一段の金利調整を行う前に、経済指標を見極めるべきだとの見方を示した。
米労働市場が「完全雇用をやや超えた」状態にある可能性を示す一定の兆候が見られるとも指摘。現行の金融政策は「緩和的」とした。
同総裁は「足元の経済はしっかりとしており、そうした状況が続く可能性が高い」との見方を示した。その上で、金融政策を据え置くことに異論はないとし、「一段の調整を行う前に、今後数カ月にわたりマクロ、ミクロ双方のデータを検証することを強く支持する」と述べた。
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