概要:6日の欧州株は上昇。世界的な金融、財政支援策がリスク資産の買い意欲を促すとの楽観が広がった。
6日の欧州株は上昇。世界的な金融、財政支援策がリスク資産の買い意欲を促すとの楽観が広がった。
ストックス欧州600指数は1.6%上昇し、6月8日以来の高値で引けた。シクリカル銘柄や、自動車や銀行といった景気の変動を受けやすい銘柄が上げを主導した。テクノロジー株も堅調だった。
JPモルガン・チェースのニコラオス・パニギリツオグル氏によると、債務拡大を支えるために極めて緩和的な金融政策が長期にわたり必要になることで、流動性とともに世界の株式・債券相場が押し上げられる見通しだと指摘した。
欧州債はイタリア債が上げ幅を縮小。ドイツ債はほぼ変わらず。一時、逃避需要の買いが巻き戻されて下げていた。
イタリア債とドイツ債のイールドスプレッドは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)縮小して167bp。複数のストラテジストはイタリアが7日にシンジケート団を組成し、8日に7年債を売り出すと予測している。
ドイツ債は総じてほぼ横ばいとなった。10年債のパフォーマンスは米国債を3bpアウトパフォームした。英国債は中期債中心に小幅安となった。
ドイツ10年債利回りは変わらずのマイナス0.43%。フランス10年債利回りは1bp下げてマイナス0.12%。イタリア10年債利回りは2bp下げて1.24%。
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