概要:韓国の検察当局は26日、サムスングループ企業2社による2015年の合併および不正会計疑惑に関する継続中の捜査の一環として、サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長に出頭を求めた。韓国最大企業である同グループにとって新たな痛手となる。
韓国の検察当局は26日、サムスングループ企業2社による2015年の合併および不正会計疑惑に関する継続中の捜査の一環として、サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長に出頭を求めた。韓国最大企業である同グループにとって新たな痛手となる。
聯合ニュースによると、ソウル中央地検はサムスングループの経営権継承計画を巡る不正行為疑惑について同グループの事実上のトップである李副会長に問いただすため、現地時間午前8時(日本時間同)に出頭するよう要請した。検察事務所の報道官が李副会長の召喚を確認したが、詳細は明らかにしていない。
李副会長は今月初旬、経営権継承問題に絡む朴槿恵(パク・クネ)前大統領への贈賄事件について公に謝罪した。この事件は朴氏の罷免とその後の逮捕・起訴、および李副会長の1年に及ぶ収監につながった。
サムスン電子の李在鎔副会長
Photographer: SeongJoon Cho/Bloomberg
検察は15年のサムスン物産と第一毛織との合併に関連する不正行為の有無について李副会長を取り調べるとみられる。この合併は同副会長によるグループ支配を強固にする狙いがあったとされる。サムスンバイオロジクスを舞台とする不正会計疑惑についても問いただす可能性が高い。
サムスン電子の広報担当者は26日、コメントを控えた。
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